【食品工場に多いカビ】

 【食品工場に多いカビ

種類

 

クラドスポリウム(クロカビ)

Cladosporium

事故が最も多いカビで、湿っぽい環境を好む。外部環境では湿った土壌や植物に多い。事故を起こす条件は、湿度が高いか吸湿性素材や原料。発生源は土壌、土壌を介して植物に寄生し、有機物であればどのようなものにも発生することができる。

ペニシリウム(アオカビ)

Penicillium

日本の工場内環境では多い。種も多様で生理的な性質はほぼ似ている。日本ではクラドスポリウム同様にペニシリウムによるクレーム事例が多い。中温性であり、植物や鉱物など広範囲に生息する。特徴は多量の胞子を産生し、粉状となって飛散していく。工場内でもやや乾性な場所で長期生残し、適した環境になると容易に発生。

アスペルギルス(コウジカビ)

Aspergillus

アスペルギルスは多少乾いた環境や素材、原料に分布。日本のような温帯の外部環境に多いコウジカビ種はいくつかに限定され、多くは25度以上の中温域に生息。日本でのアスペルギルスはクロコウジカビやバージカラー・コウジカビが主、特に後者は日本各地の土壌に広く生息。

ユーロチウム(カワキコウジカビ)

Eurotium

ユーロチウムは乾いた環境や素材、原料に広く分布。温帯での外部環境に生息しやすく、日本でのユーロチウム種はいくつかに限られ土壌に広く生息。このカビはカワキというように、どちらかといえば乾性に近いと生残しやすく、糖質の多い素材で発生しやすく甘味の強い食品などに多い。

アルタナリア(ススカビ)

Alternaria

事故の多いカビ。アルタナリアはもともと湿っぽい環境を好む。外部では湿った土壌や植物に多い。特に植物寄生性が強く、野菜・果実などに普遍的に生息。湿度が高いか吸湿性素材や原料で事故が起こりやすい。土壌または植物に寄生し発生するため発生源は土壌や植物。

フザリウム(アカカビ)

Fusarium

外気特有のカビで土壌や植物、水系に多い。工場内の事故でフザリウムが多いとまず外気が原因と判断。フザリウムは植物寄生が強い。日本では麦の圃場でフザリウム事故が多く、土壌に生息し特定の植物に寄生することが多い。工場内では湿っている環境であるほど活性が強い。

リゾプス(クモノスカビ)

Rhizopus

湿性の強い環境で生息し外気に多いカビ。工場内でもリゾプスをみられるが、一度工場内で大量発生すると二次汚染性が強いことから除去に苦労するカビ。薬剤に抵抗性があることから要注意カビ。

オーレオバシディウム

(黒色酵母様菌)

Aureobasidium

水系や高湿性環境で普遍的に生息するカビ。外部では水回りに多く、乾燥することで多量胞子を飛散。少量のアルコールを質化する性質があり、発酵などによりアルコール発生する工場でもみられる。


様々なカビが存在しますが、食品工場で多く見られるカビにスポットをあててみました。

食品工場に多いカビ
食品工場に多いカビ


カビとは?カビのメカニズム

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